Casekintone事例 – 日本航空株式会社

事例概要 事例概要

現場からの自発的なDXが可能に

  • お客さま:日本航空株式会社
  • 従業員数:13,791人(2024年3月31日現在)
  • 部門:デジタルテクノロジー本部
  • 業種:航空運輸業
  • 事例製品:kintone
  • 事例公開日:2025/1/20

導入前の課題 導入前の課題

現場の業務効率化につながるアイデアを
なかなか実現できなかった

・日本航空では、現場社員から日常業務の効率化につながるアイデアが生まれた際に、アプリやシステムの開発が必要になることがあった。

・アプリやシステム開発による業務効率化を推進する情報システム部門では、全社横断的な大規模アプリやシステム開発の優先度が高くなりがちで、現場単位で業務改善を行うための小規模なアプリやシステム開発は後回しにならざるを得ず、現場の要望に応えきれていないという認識があった。

・せっかく現場社員から業務効率化につながるアイデアが出されても、従来の開発手法では、現場社員のやりたいことが実現するまでに時間がかかってしまうため、実現をあきらめてしまうことが多かった。

導入後の経緯 導入後の経緯

現場の自発的な業務改善に向けた、
推進チームの立ち上げへ

開発手法として「kintone」の導入へ
・現場でも自由度高く利用でき、業務改善に対する時間や費用を大幅に削減できるノーコード・ローコードツール「kintone」を導入することにした。

現場の要望に迅速に応えるために「仕組みづくり」に着手
・日本航空では、情報システム部門に頼らなくても、現場社員が自発的に業務改善に関わることができるよう、2022年にユーザー伴走型の開発推進チームを立ち上げた。

<日本航空の取り組み内容>
・「kintone」の全社導入前にスモールスタートで実施し、「使い続けることで起こり得る運用上のトラブル」をあらかじめ予見し、kintoneアプリの管理および運用ルールを策定。

・ノーコード開発に取り掛かる前に脱属人化を図り、「業務プロセスの共通化・標準化」や「業務の見直し」を実施。「何から手を付けてよいかわからない人」にはやさしいサポートも実施し、可能な限りkintoneの標準機能を積極的に活用することを浸透させる社内啓蒙活動を実施。

・kintone標準機能ではどうしても解決しない業務は、アドオン開発をJALDXへ開発を依頼。

〈JALデジタルの支援内容〉
・技術的なサポートを実施。現場社員が実現したいことや課題を丁寧にヒアリングした上で、新しい業務アプリの開発や既存システムの改修など最適な解決プランを提案。

・現場社員からの相談に対して、新しい業務アプリを開発する場合は、アジャイル型でプロトタイプを作成することで、現場社員からのリクエスト内容をより具体化し、業務効率化の促進を後押し。

導入による効果 導入による効果

広がり続ける、現場発信のDX

・この取り組みにより、現場社員だからこそ気付くことができる業務の効率化へのハードルが下がり、まず第一歩を踏み出すことができるようになった。

・2022年から、アプリ開発がゴールではなくDXを実現することをゴールとし、現場主体で1,000件以上のアプリ活用を実現。(アドオン開発は約30件。それ以外は業務の見直しなどを行いkintone標準機能で実現。)

・社員一人一人がDXの当事者であるという認識のもと、「kintoneを活用しよう」という機運が広がり続けている。

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